【成績が伸びる子の共通点】黒板の「丸写し」から卒業する、本当のノート術
こんにちは、岩崎です!
「都立桜修館中学・都立新宿高校・明大付世田谷高校 受験専門塾 セルモ目黒本部教室」の教室長を務めています。
私たちの教室では、成績が伸びる生徒に共通する姿勢として「時間を守る・ノートを書く・宿題をする」という3つの基本を徹底しています。
その中でも今回は「ノートを書く」についてお伝えいたします。
そもそも「えっ、ノートを書くなんて当たり前のことでは?」と思われるかもしれません。
しかし、この「ノートの書き方」ひとつに、難関校に合格できる生徒と、そうでない生徒の決定的な違いが隠されています。
このブログでも既に何度か「ノートの書き方」について触れてきました。
今回は、合否を分けると言っても過言ではない「本当のノート術」について詳しくお伝えします。
■「綺麗に写している」=「実力がつく」わけではない
「うちの子、ノートは色ペンを使って綺麗に書いています」
「テスト前にはノートをまとめ直しています」
「とにかくノートはバッチリです!」
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「……それなのに、テストの点数は伸びません……」
まず、率直に現実をお伝えします。
黒板の文字をそのまま綺麗にノートに写すことは、学習ではなく単なる「作業」です。
そして「作業」だけでは点数に結びつきづらいです。
小学校低学年のうちは、黒板をそのまま写すだけでもテストで点数が取れます。
しかし、学習内容が抽象的になり、覚えることよりも「考えること」が求められるようになると、この丸写しスタイルでは必ず限界が訪れます。
ノートを綺麗に写している最中、子どもたちの頭の中は「いかに早く、間違えずに文字を書き写すか」で一杯になっており、「なぜそうなるのか?」という最も重要な思考がストップしてしまっているからです。
さらに言うと、これでは通知表の評価も上がりづらいです。
通知表には「主体的に学習に取り組む態度」という項目があります。
この項目最大のポイントは「主体的」というものです。
黒板をそのまま写す=「主体的」とは言えませんよね。
「授業をしっかり受けていて黒板もきっちり書き写している」だけでは通知表で高評価が得られないのはそのためです。
★通知表の話はまた別で詳しくお伝えしたいと思います。
■いま求められているのは「自分の言葉で論理を組み立てる力」
桜修館の適性検査には「単なる知識の暗記」で解ける問題がほとんどありません。
求められているのは、「正解がひとつではない問いに対して、自分なりの視点を持ち、その根拠を他者が納得できるように筋道を立てて説明する力」です。
またこういった問題は、中学校の定期テストでも出題されるようになっています。
この力を養うための最高の訓練の場こそが、「日々のノート」なのです。
成績を大きく伸ばす生徒のノートには、必ず次のような特徴があります。
ただ黒板を丸写しするのではなく、「なぜそうなるのか」「自分の言葉でどうまとめるか」を考え、悩みながら書いた痕跡が残っているのです。
「先生のこの説明は、こういう意味だ」
「この公式を使う理由は、ここにある」
「自分がわからなかったのはここだ」
「この問題はここに注目する必要があった」
このように、自分の言葉で論理を組み立てながらノートを作ること。
これこそが、社会や難関校が求める「思考力」「判断力」「表現力」を鍛える最も確実な土台となります。
「自分の言葉」で「わかったこと・わからなかったこと」をどんどん書き加えましょう!
■ご家庭で確認していただきたい「たった1つのポイント」
もし、お子様が「勉強時間は長いのに成績が結びつかない」と悩んでいるなら、ぜひ一度、普段のノートを開いてみてください。
そして、こう問いかけてみてください。
「この問題、どうしてこの式になったのか説明してくれる?」
もし、言葉に詰まってしまったり、「黒板にそう書いてあったから」「ワークの答えがこうだったから」という返事が返ってきたら、それは学習が「作業」になってしまっているサインかもしれません。
「答えが合っているかどうか」という結果だけでなく、「なぜそうなるのか」というプロセスに目を向けること。
ご家庭でのその小さな声かけと確認が、お子様の「思考力」を呼び覚ます大きな第一歩となります。
学習の本質を見失わず、確かな実力を積み上げていきましょう。