適性検査問題に解答するには主に3つの力が求められます。それは「計算力」「読む力」「書く力」です。桜修館はもちろん、全国の公立中高一貫校では、公立の小学校で習ったことを超える学習内容が必要とされる問題は出題されません。特に「計算力」では、学校で習ったことを確実に理解し、解答することができていれば良いのです。セルモ目黒本部教室の内申点対策として行っている、基礎学力を育むことで充分対策ができます。
ただ、適性検査問題が難しいと捉えられる大きな理由は、「読む力」と「書く力」が求められることにあるでしょう。桜修館の適性検査問題が、学校のテストと大きく異なる点に、問題文の長さと提示される資料の多さが挙げられます。解答するためのヒントや材料は問題文に書かれているのですが、それを正確に「読む力」が必要とされます。セルモ目黒本部教室では、桜修館の適性検査問題を正しく読み取るための学習に重きを置いて指導しています。
また、桜修館の適性検査問題では近年、記述させる問題が増えています。せっかく問題をきちんと読み取り、正しい計算ができても、解答に必要なキーワードや根拠を過不足なく、そしてわかりやすく「書く力」がないと得点が伸びません。セルモ目黒本部教室では、生徒ひとりひとりの記述内容を確認し、しっかりと得点が取れる解答が書けるように指導しています。
そしてその3つの力全てに関わる「+1」の力が「論理的思考力」です。桜修館では「論理的思考力」を育てることを重視しており、「国語で論理を学ぶ」「数学で論理を学ぶ」という授業が行われているほどです。ですから、桜修館の適性検査問題も、計算・読み取り・記述全て「論理的」に「考える」ことができるかどうかを問い掛けているのです。逆に言えば、「論理的思考力」を鍛えることができれば、適性検査問題の得点を大きく伸ばすことができます。そのためにも、まず「どうして?」という疑問と、「自ら考える」ことを大切にし、効果的な指導と問題演習という実践で伸ばしていきます。
桜修館や他の都立中高一貫校、さらに全国の公立中高一貫校では学力検査ではなく、「適性検査」を採用しています。どうして適性検査が採用されているのでしょうか?それは、時代の変化とともに社会で求められる力が変わっているからです。これまでは、経済成長を安定化させるためにも、「安定性、正確性、スピード」が求められました。そのために学習する際には、速く正確に計算ができて問題が解けること、知識を豊富に身につけることを育成してきました。
対してこれからは、情報化、グローバル化、価値観の多様化から、情報を分析して取捨選択する社会だと言われています。そこで求められる力は「論理力、分析力、判断力」や「情報リテラシー」です。そのために、分析して考え、わかったことを論理的に説明できる力や、情報を活用して応用・発展させられる力を育成する必要があります。
大学入学共通テストでも、適性検査さながらの問題が出題されています。複数の資料が提示されその情報を整理・統合して解答する問題、必要な情報を抽出して解答する問題、知識を活用して解く問題、生徒同士の会話やメモなどが問題文とされている、などです。読解力、思考力、情報処理能力も問われ、読む分量が増えた科目も少なくありません。社会が求める力が変われば、教育も変わる必要があります。セルモ目黒本部教室は、適性検査問題に取り組むことは、これからの社会で活躍する人を育成することの大きなひとつであると考えています。
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