「高校受験の準備は中学生から」でOK?難関校に受かる子は『小学生』から始めています!
こんにちは、岩崎です!
「都立桜修館中学・都立新宿高校・明大付世田谷高校 受験専門塾 セルモ目黒本部教室」の教室長を務めています。
新しい環境には慣れましたか?
充実した楽しい学校生活を送れているかと思います。
さて、今回は保護者様からよく受ける「高校受験を見据えた塾通いや受験対策は、いつから始めるべきか?」というご相談について、お話しします。
もちろん、中1からのスタートも良いと思います。
しかし、難関校への進学を望むのであれば、「小学生高学年からのスタート」をオススメします。
その最大の理由は、「中学校で学習する内容は、小学校で学習したことを『土台』にしているから」です。
■「中学生になったら心機一転、ゼロから頑張ればいい」という誤解
中学校に入学すると、制服も変わり、教科ごとに先生も変わるため、「勉強もまたゼロから新しいことが始まる」と錯覚してしまいがちです。
しかし、学習内容において「ゼロからのスタート」はあり得ません。
中学校の勉強は、小学校6年間の学習内容が「完璧に身についていること」を前提に進んでいきます。
特に数学が顕著です。中学校の数学で最初につまずきやすい「正負の数」「文字式」や「方程式」
これが解けない原因を探ると、小学校で習ったことの理解が不十分だったということに行き着きます。
「たし算・ひき算・かけ算・わり算」「分数・小数の計算」や「割合・比」といった単元ですね。
中学生で「数学が苦手」と言って塾に来る子は、小学生の内容からやり直してもらうことが多いです。
英語も同様です。現在のカリキュラムでは、小学校で習った英単語や基本的な表現は「すでに知っているもの」として中学校の授業がスタートします。
中学英語の現状については別の記事で詳しく書きますね。
■中学校で「小学校の学び直し」をする時間のなさ・厳しさ
もし、小学校の学習に穴が空いたまま中学生になってしまうと、どうなるでしょうか。
中学校の授業でわからないことが出てきたとき、それを解決するためには「小学校の単元」まで戻って復習しなければなりません。
しかし中学生になると、部活動が本格化し、帰宅時間も遅くなります。しかも中学校の学習は進むスピードが速く、内容も難しくなります。
そのような中で小学校の復習もこなすというのは、体力的にも精神的にも大きな負担になります。
土台がグラグラな上に学習を積み上げても、必ずどこかで崩れてしまって成績が頭打ちになってしまいます。
■小学生のうちにやるべき「高校受験対策」とは?
つまり、小学生のうちから始める高校受験対策とは、「中学校の勉強を早く先取りすること」ではありません。
「小学校の学習内容という土台を、盤石にしておくこと」なのです。
・計算を正確に、早くこなせるか。
・文章題を読んで、自力で式を立てられるか。
・わからない漢字や言葉をそのままにしていないか。
こうした「当たり前の基礎」の抜け漏れを、時間に余裕のある小学生のうちに見つけ、完全に埋めておくこと。これが、中学生になった後の成績の伸びを決定づけます。
「中学校の先取り」をするならばこれらが全部できてから!です
■まとめ
中1からのスタートで劇的に成績が伸びる子も確かにいますが、それは「小学生の間に、基礎の土台がすでに完成していた子」であることがほとんどです。
「うちの子、まだ小学生だから高校受験なんてピンとこない…」
そう思っている今こそが、実は最高のスタートタイミングかもしれません。
本格的な部活や定期テストに追われる前に、まずは現在の「基礎力」を見直してみませんか?