「中学生になったら急に成績が…」と慌てる前に。テスト上位者がやっていること
こんにちは、岩崎です!
「都立桜修館中学・都立新宿高校・明大付世田谷高校 受験専門塾 セルモ目黒本部教室」の教室長を務めています。
いよいよ新学年がスタートしましたね。
新しい環境はどうですか?少しの緊張とワクワクで迎えたのではないでしょうか。
さて、今日は少しだけ「耳の痛い、でも絶対にっておいてほしい現実」についてお話しします。ブログ第2回目にして少し重いかもしれませんが、大切なことなのでストレートにいきますね。
それは、「小学校のカラーテストではいつも80点、90点だったのに、中学最初の中間テストで信じられない点数を取ってしまう現象」についてです。
「うちの子に限って……」と思うかもしれませんが、これは毎年のように多くのご家庭が直面する現実です。いわゆる「中1の壁」「中1ギャップ」などと呼ばれています。
なぜこんなことが起きるのでしょうか?
「急に部活が忙しくなって勉強時間が減るから」
「新しい環境に疲れてしまうから」
もちろんそれらも理由の一つですが、根本的な原因はもっと別のところにあります。
それは、学習内容が「目に見えるもの」から「目に見えないもの(抽象的なもの)」へ一気にジャンプするからです。
実を言うと、これは小学校高学年でも起こっていることなんですよね。「抽象化」ってやつ。それがさらにレベルアップする感じです。
たとえば、算数から「数学」への変化。
小学生までは「リンゴが3個」「時速〇km」と、頭の中で映像としてイメージしやすい問題が中心でした。しかし中学生になると、いきなり「マイナス(負)の数」や「x、yといった文字式」が登場します。
ゼロより小さい数なんて、現実の世界では目に見えませんよね。
この時期、子どもたちは「目に見えるものを処理する段階」から、頭の中だけで「見えない概念や論理を組み立てる段階」へと、脳の使い方が大きく成長する時期を迎えています。
これまで「とにかく公式を丸暗記して、数字を当てはめる」というやり方で点数を取れていた子は、この「見えないものを考える力(抽象的思考)」が求められた途端、パタリと手が止まってしまうのです。
では、そんな中で成績を伸ばして志望校に合格していく生徒たちは、この壁をどう乗り越えていくのでしょうか?最初の中間テストで上位に入る子が、この「春」にやっていることは非常にシンプルです。
それは、「なぜそうなるのか?」を考える学習への切り替えです。
「ただ答えが合っていればいい」という学習ではこれから通用しません。「なぜこの記号になるの?」「どうやってこの式を作ったの?」と、自分で考えて言葉で説明することが大切です。
(前回のブログでお伝えした「ノートを書く」というのも、まさにこの『自分の言葉で論理を組み立てる訓練』のひとつです)
5月の中間テスト直前になってから「今までのとおりじゃ通用しない!」と気づいても、新しい人間関係や部活などで多忙な中ではなかなか対応できません。
「うちの子、まだ小学生気分の丸暗記で勉強しているかも…」
「新学期、良いスタートを切らせてあげたいけれど、家ではどう教えればいいか分からない」
そんなご不安をお持ちの保護者様、まずは学習切り替えが必要かもしれません。
お子様の「考える力」を育み、中学生の学習にスムーズに移行していくことで、学校生活がさらに充実することでしょう。
もちろん一朝一夕に身につくものではありません。じっくり腰を据えて取り組んで行く必要があります。
しかしこれは今後の人生において非常に大きな武器となるはず。
「なぜ・どうして」を考え、人に伝える力。
学習の取り組み方を変え、中学校生活を楽しんでください!